2010年10月19日火曜日

百円ディグ 第0回

行きつけの中古CDショップの100円コーナーで今日、見つけた良盤を紹介。失敗することも多いんだけど、当たりだとめちゃくちゃ嬉しいんだよね。

1. μ-ziq vs the auteurs / μ-ziq





μ-ziqは、エイフェックスツイン経由で知って、今まで何枚かアルバムを聴いてきたけどいまいちしっくりこなかった。このアルバムは、イギリスのthe auteurs というオルタナバンドの曲をμ-ziqがリミックスするというもの。恥ずかしながら、元ネタのauteursは未聴なんですが、変態μ-ziqがいわゆる真っ当なリミックスをするわけがなく(笑)。しかしながら、予想に反して、原曲にあったであろう牧歌性を上手に残しながら、ギターリフやアコギのカッティングのサンプリングの上にμ-ziqが若干インダストリアルなブレイクビーツを乗せていくという構成になっていて、非常に面白い。この数年後に、エイフェックスもリミックス集を出すけど、あれほどはちゃめちゃじゃ無い。元ネタを上手にいかしていて、そこに不釣り合いなμ-ziqの変態ビートが乗っかるから余計にシュール。ちなみにauteursのフロントマンの人は、本盤を「ルーリードでいえば、メタルマシーンミュージックみたいなもんさ」と、褒めてるのか、貶しているのかよくわからんコメントをしているらしい。(笑)

2. Ten Songs about You / Ben & Jason




ロンドン出身の2人組の三枚目。たしか、ファーストがでた頃、渋谷陽一のワールドロックナウで曲を聴いて、おっと思ったのを覚えている。まだ、ロッキンオンを欠かさず買ってた頃で、広告が乗っていたのも覚えている。すごく欲しかったけどお金が無くて諦めて、結局今に至っていたところで百円コーナーにて発見。当時は、ベルセバと比較されていたけど、本作を聴くかぎり、歌声はベンズの頃の、いやもっと限定的に言うとHigh and Dryのトムヨークですね。ファルセットはMUSEのマシューベラミーを彷彿とさせる時もある。歌声も素晴らしんだけど、ソングライティングも卓越してて、どの曲も珠玉の名曲とはいかないまでも、飽きずに聴ける佳曲が続く。シンガーソングライターのアルバムは沢山聴いてきたけど、これはかなり好きなアルバムです。これからもずっと聴いていけそうな名盤に出会う事が出来ました。








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