2010年9月14日火曜日

(Mixtape Preview) O.D. (Overly Dedicated) / Kendrick Lammar



上記の動画によると、今度発表されるmixtapeは、ほんとはiTunes上のみの有料配信のつもりだったけど、お金のないキッズやクレカを持たない人のために無料配信することにしたらしい。ひたすらみんなに感謝したいということらしい。いい人!Big Up!

(New Song) Run Away feat. Pusha-T / Kanye West (@ VMA)



相変わらず凝ってますね−。一年前の愚行の汚名返上はできたんじゃないかな。
MPCをいじりながらのラップするカニエって結構珍しいじゃないかな。
希望と不安が入り交じったような不思議なトラックですね。なんか中毒性があるわ。
最後のオートチューンがなんだか台無しにしてる感はあるけども。(笑)
やっぱアーティストたるもの演奏はしなきゃね、玉置さん。*Kanye Shurug*
CDQ音源も発表されているようです。スタジオ録音版では、変なオートチューンは
無い模様。よかった。(笑)以下、DLリンク。
DL

2010年9月13日月曜日

(new song) mind sound / 持田香織


残念ながら音源リンクはないんですが、ふとラジオで耳にした良曲。いや、ELTは聴かないんですが、この曲は、半野喜弘proらしく、個人的な感想ですがホーンの使い方がマークロンソンぽくて気に入りました。8月に発表されたアルバムNIUは、半野、ポラリスの人、サケロックの人などがプロデュースで参加しているようで、意外に聴けそうですよ。

Cop it!

Matador at 21 box set







アメリカの老舗インディーレーベルのマタドールの21周年を記念したボックスセット。高校生の頃に10周年のコンピを買ったのを覚えている。モグワイ、ヨ・ラ・テンゴ、ベルセバ、アラブストラップ、ジョンスペ、ギターウルフ、コーネリアス、キャットパワー、ボーズオブカナダ全てを擁するレーベルなんてなかなか無いよね。このレーベルに教えてもらったアーティストは沢山あるし、個人的に本当に思い入れの強いレーベルです。あれからもう11年もたったのかと思うと、ちょっと感慨深いものがありますが。(笑)
今回は、21周年を記念してラス・ヴェガスでチャリティー祝賀パーティーを行うようで、このボックスセットにも、恐らく会場で使用できるのであろうポーカーチップが付属しているようです。(笑)正直、ポーカーチップはいらないから、CDだけのセットで3000円くらいで出してくんねーかな。収録曲は以下のリンク参照。


個人的マタドールレコード傑作選

Sugar Cube / Yo La Tengo

Cross Bones Style / Cat Power

roygbiv / Boards of Canada


Christmas Steps / Mogwai




(Mixtape) Stay Hungry, Stay Foolish / ham-R


SEEDA等にも楽曲提供をしてきた、ham-R(ハマ・ザ・ハスラー)のミックステープ。以前も、楽曲を1トラック15分で作ってしまうというのを聴いてすごいなーと思ったけど、今回のミックステープも5日で作ってしまったらしい。まず、トラックですが、Drake、Jay Deeとかのラッパーだけでなく、RatatやHudson Mohawake、DJ Tiesto等のトラックをビートジャックしてるとことがユニーク。もちろん、目玉は自作もしくは身内のオリジナルトラックだと思うのですが、どれもカッコイイですね。Milliを彷彿とさせるような、声の一部でビートを構成していくM2、完全フロア仕様のM7、エレクトロ全開M10、ダブステップ的なぶっといビートがうねるM19 等、サンプリング主体のブレイクビーツではなく、最近のクラブミュージックを反映したビートが中心です。Overのリミックス(M4)では、各バースそれぞれ英語と日本語を使い分けるなど、英語でもスムースにラップしていますが、基本的には日本語でラップしています。SEEDA、AKLOのようにバイリンガルの人にも同じことがいえると思うのですが、英語的なフロウに日本語をはめていくというスタイルなので、やっぱりめちゃくちゃうまいですね。
今後、月一でこのようなミックステープを発表するということで頼もしいですねぇ。アメリカじゃ、最近は新譜のアルバム発売前に少なくとも一枚はフリーのミックステープを発表するてのが暗黙の了解になってる感がありますが、ようやく日本でも始まった感がありますね。

DL Link



2010年9月11日土曜日

(Mixtape) Summer Gift For You / やけのはら


こういうCD-R形式のミックステープを買うのは初めてだったのですが、結構楽しめたので紹介。リリースは2006年と大分前なので今更感バリバリですいません。最近、巷でも話題のラッパー・トラックメーカーのやけのはら氏が、夏をイメージしてつくったミックステープです。この手のミックステープは編者の趣向がめちゃくちゃ反映されるのでとても面白いのですが、このCDもご多分に漏れず、おもちゃ箱ひっくり返したような選曲ですが、非常にセンスの良い繋ぎでスムーズに楽しめます。井上陽水のコーヒールンバ→We will rock youのレゲエダブver.とか面白すぎ。ヒップホップ的なノリももちろん忘れておらず、ECDのクラシック「ロンリーガール」、「サマーマッドネス」への持って行き方にはニヤリとさせられます。ローリンヒル→エビスビーツ→安心パパ(もちろんあの曲!)→スリックリック"Hey Young World"→ディジーラスカル→ギャングスターとか字面だけ追っていくと、単に繋げてみただけでしょ?って思うかもしれないけど、これが驚くほどハマってるんです(まぁそういう技を見せつけるのがDJなんだけども)。ちなみに、最後はダニエルジョンストンで終わりますよ。(笑)夏の終わりに是非!
            



2010年9月9日木曜日

(PV) Growing Apart ft. Jhene Aiko / Kendrick Lamar


Kendrick Lamar - Growing Apart ft. Jhene Aiko from n8bombay on Vimeo.


コンプトン出身の若手のKenrick Lamarのビデオ。スローシャッター撮影の写真で見る、東京(だよね?)の夜。9thWonderというUSのプロデューサーがtwitterで、音楽の流行は20年を一つのサイクルとして廻っていて、90年代初期にあったニュースクールの波が、今来ているといった趣旨のことを言っていて、その代表的なラッパーの一人として挙げていたのがこのケンドリックラマーでした。僕はこの人の声が唯一無二だと思いますね。もうすぐ、mixtapeが出るようですが、前作もとても良い出来でしたので、気になった人はぜひチェックを。

Dl Link: Kendrick Lamar EP

2010年9月8日水曜日

(PV) 希望にあふれた雨雲でいっぱい / 平賀さち枝



最近、サンレインレコードで買い物をしたら、東京のkitiというレーベルのサンプラーがついてきたんだけど、そこに収録されていたシンガーソングライターの1曲。どこか懐かしい気分にさせられる声がいいなぁと。歌詞も素朴だけど、力強くていいですね。

2010年9月7日火曜日

(PV) The People / Nappy Roots


Nappy Roots - The People from AVJ Records on Vimeo.


ケンタッキー州出身のナッピールーツの新作Persuit of Nappynessから。同じアルバムからのRideもすごくエモーショナルな曲だったけど、この曲も心温まる一曲。
"Money ain't world to me, cuz I do it for the people(お金がすべてじゃない。俺はみんなのためにやるんだ)"というフックが泣ける。世界的な不況も大きく影響してるんだろうけど、ますます拝金主義が主要なトピックとなるなかでこういう曲はとても大事だと思う。

2010年9月5日日曜日

(Free DVD) Live in Prague ('09.08.23) / Radiohead


2009年8月23日のプラハでのライブ映像。あらかじめファンが複数のアングルからライブを撮影、編集という流れで作成されたらしい。特筆すべきなのは、バンド側がライブのマスター音源(いわゆるサウンドボード音源だろう)をファンに提供しているという点である。僕も、友達とみんなで見たのだけど、素人とは思えない編集の妙技に加えて、音質の良さが目立った。効果音的に繰り出されるジョニー・グリーンウッドのギターまでが鮮明に収録されており、本当に近くで演奏しているかのような錯覚に陥るほどに優れた音質だ。
選曲は、OK Computer以降といった感じだが、トム・ヨークの調子も万全といった感じでいたるところであのへんてこりんなダンスを堪能できる。2時間といった長丁場のライブなのでちょっと集中力がいるけど、こんな良質な映像作品が無料で楽しめるというのは素晴らしい。
映像ソースは、DVD ISO、MOV、iPhone用など様々な形式で用意されている。
DL Link

(Mixtape) suicide by jellyfish / P.So the Earth Tone King and 8thW1



NYはブルックリンを本拠地とするアーティスト集団AOK Collective(正直、あまり知りませんでした)のP.SOと8thW1によるミックステープ。トラックリストを参照してもらえればわかると思うのですが、ポールマッカートニーからコールドプレイ、フライングロータスといった豊富なネタ元からサンプリングしてます。捻りはないですが、センスはいいと思います。単に曲を詰め込みました!的なものとは違って、アルバム全体の流れも考えられていて、作りが丁寧なところも好感が持てます。サンプリング主体のヒップホップは下火とされていますが、9th Wonder周辺といいアンダーグランドでは未だ優れた作品が出ているようですね。お奨めは、M3,M5,M12,M14でしょうか。 DL Link

1. Flying Jellyfish (the Placebo) [A Decade of Flying Lotus]
2. 1,000 Deaths of Wackness ft. Likwuid and Fresh Daily [Phantogram]
3. Vintage Clothes ft. Daniel Joseph [Paul McCartney/prod by P.SO]
4. The Colo(u)r of Dreams [Blu Open the Instrumental LP]
5. Dubstep Debauchery [Bad Brains]
6. Back 2 Back [Wolfgang/prod. by the Soundmen]
7. Glad 2 Be Unhappy [Billie Holliday/ DJ Logic remix]
8. I’m Not Over You [Chester French]
9. LOVE ft. Cion Burris [Madlib Beat Konducta]
10. Note 2 Self ft. YC the Cynic [prod. by Jinesis]
11. Fun House Mirror { in lo-fi } [Washed Out]
12. Lost [Coldplay]
13. Waking Life (Interlude)
14. Limbo [Jon Brion]



<a href="http://psotheearthtoneking.bandcamp.com/album/suicide-by-jellyfish">Flying Jellyfish (the Placebo) [A Decade of Flying Lotus] by P.SO the Earth Tone King</a>


2010年9月4日土曜日

(Preview) Wake Up Sessions : the Originals


来る9月21日に発売予定のJohn Legend & the Rootsのカバーアルバムの元ネタが公開されています。どちらも大好きなアーティストだけに、このアルバムは本当に心待ちにしています。予習用にどうぞ。個人的にはダニーハサウェイのリトルゲト−ボーイのカバーが楽しみ。

 Wake up Sessions - by John Legend & the Roots - the ORIGINALS by YUM YUM

虹の橋 / Shing02




久々の、シンゴ2の日本語新曲は、Mind the Gapというショートフィルムの主題歌みたいです。
ブルージーなギターが印象的。

(PV) The Best of Times / Sage Francis




最近知った、Sage Francis。エピタフはメロコアキッズだった僕には思い入れの深いレーベルなのだけど、トムウェイツもいることだし幅広いレーベルなんだねぇ。しかし、この曲には久々に心を揺さぶられました。近日中に和訳を載せる予定です。




(UPDATED)


恥ずかしながら、和訳載せてみます。子供時代からの回想録といった感じですね。2ch的にいってしまえば典型的な中二病の曲なんだけど、随所随所で見られる言葉遊びは訳していて楽しかったし、やっぱ詩人だなぁと。(うまく訳せてないのあると思いますので、ご容赦を)訳注でも書いたけど、"don't throw me in that patch of brier"という言い回しは面白いし、勉強になりました。(総合的に何がいいたいのか結局よくわからんかったけど)




(和訳)



Its been a long and lonely trip but I'm glad I took it, Cause it was well worth it, 
長い旅だ、でもしてよかったと思ってるよ。そうする価値があったと思うからね。
got to read a couple of books and do some research before I reached my verdict, 
そこに行くまでに何冊か本も読んだし、いくらか探求もしたさ。
Never thought that I was perfect, always thought that I had a purpose, I used to wonder if I'd live to see my first kiss.
完全だなんて思ったことはない、けどいつも目的があると思ってた。ファーストキスまで生きられればなんて思ったものさ。
The most difficult thing that I did was to recite my own words at a service, 
これまで一番厄介だったのは礼拝の時だった。
realizing that the person I was addressing probably wasn't looking down from Heaven, or cooking up something in Hells kitchen, or trying to listen in or eves drop from some other dimension, which is self serving just like this is. 
自分の語りかけている人は恐らく天から自分を見下ろしている訳じゃなく、地獄のキッチンで何かを調理しているわけでもなく、僕の言い分を聞いてくれたり、どこか別の世界から落ちてくるような存在でもないと思ってからね。

Conveniently religious, on Easter Sunday and on Christmas, the television went from being our baby-sitter to a mistress, technology made it easy for us to stay in touch while keeping our distance. 
イースターとクリスマスの時だけは信心深くなった。テレビは僕のベビーシッターでありやがては召使いになった。テクノロジーがあるから遠く離れた人とも連絡をとりあえる。
Til we just stayed distant and never touched, now all we do is text to much, I don't remember much from my youth, maybe my memory is repressed, or I just spent too much time wondering if I'd live to have sex.
遠く離れた人とは連絡をとることができなかったけど、今はただメールを送るだけさ。ガキの頃のことはあまりよく覚えてないな。たぶん無理に忘れようとしたのか、単にセックスのことばかり考えてただけなのかもな。
 Fell in love for the first time in fourth grade, but I didn't have the courage to talk to her, in eight grade I wrote the note and slipped it in somebody else's locker, considered killing myself cause of that, it was a big deal, it was a blown cover, it was over for me, my goose was cooked, stick a fork in me, the jig is up.
四年生の時だった、初めて恋に落ちたけど、話しかける勇気はなかった。八年生の時に、手紙を書いたけど誤って他のやつのロッカーに入れちまった。まじで死のうと思ったよ。ガキの俺にとっちゃ一大事だった。もう\(^o^)/。まな板の上の鯉。万事休す。
Blew my chances the rest is history, our future was torn asunder, became abundantly clear I was only brought here to suffer. 
チャンスはすべて吹き飛んでしまい、未来は完全に引き裂かれた。ただ俺は苦しむだけだった。
At least I didn't include my name, thankfully I wrote the whole note in code, and it had ten layers of scotch tape safely sealed making it impossible to open, plus it was set to self-destruct, whoever read it probably died laughing, I wonder if they lived long enough to realize what happened.
幸いなことに俺の名前を書いていなかったし、内容は暗号めいたものだった。そして、開けれないようにビニールテープで十回巻いてあったし、開けたら読めなくなるようにすらしてあったから、だれがそれを読んでも失笑しかしなかったと思うがな。何が起こったのかすらわからないはずだよ。
A year later, I came to understand that wasn't love that I was feeling for her, I had someone else to obsess over, I was older and I was very mature,
それから一年後、俺が彼女に持っていたのは愛情ではないことに気付いた。ただ熱狂的になれるなにかが欲しかっただけだった。俺は大きくなり、成長したんだ。
 I forged my times signature, by practicing my parents autograph cause I was failing math, disconnected the phone when I thought the teacher would call my home
数学で赤点をとっちまったから、親のサインを練習して、自分の署名を偽造したりした。センコウが家にやってきたと思ったときは、居留守を使ったりした。
 Checked the mail-box twice a day at the end of the long dirt road, steamed open a couple of envelopes like I was in private detective mode, 
一日に二度もポストを確認して、まるで探偵のように郵便物をすかして盗み見たものさ。
if you snoop around long enough for something in particular you're guaranteed to find it, for better or worse that's how I learned it's best to just keep some things private.
もしお前があるものを根気に探し続けるなら、きっとそれを見つけることができるものさ。良くも悪くもそんなふうにして俺は、あることは自分の内に秘めておくことがベストだって事を学んだものさ。
It was the best of times, it was the end of times.... (repeat)
俺にとっちゃ人生で最高の時であると同時に、世界の終わりだった。
I was always on deck, I was next in line, an only child with a pen and a pad writing a list of things I could never have, walls in my house were paper thin and every squabble seemed to get deafening,
俺はいつでもひとりぼっちだったし、順番待ちだった。かないそうもないことをペンと紙で挙げ連ねていくようなガキは俺だけだった。家の壁は紙みたいに薄かったから、口喧嘩はまるぎこえだった。
 if my memory serves me correctly I made it a point to void and forget some things, probably to keep from being embarrassed, never meant to upset or give grief to my parents, kept my secrets, hid my talents, in my head, never under the mattress. 
俺の記憶が正しければ、おれはいつだってからっぽであろうとし、あることを忘れようとしてきた。動揺したり、親を悲しませることのないよう、秘密は守り、才能は頭の中に隠した。布団の下ではなくてな。

Therapy couldn't break me, never learnt a word that would ensure safety, so I spoke softly, and I tip-toed off and the door to my room was like a big old coffin in the way that it creaked when I closed it shut, anxiety's peaked when I opened up, as everything that I was thinking would be exposed, I still sleep fully clothed. 
セラピーなんか役に立たなかった。安心できるような言葉なんて教えてもらえなかった。だから俺はそっと話し、そっと歩いた。部屋のドアはまるで古い棺桶のように閉じるとぎしぎしときしんだ。俺がそれを空けるときには山のような不安が俺を襲い、まるで俺の考えていること全てがさらけ出されているように感じ、毛布にくるまって寝ていたんだ。
It was the best of times...
それは人生で最高の時だった。
It was beautiful, it was brutal, it was cruel, it was business as usual, Heaven, it was Hell, I used to wonder if I'd live to see twelve. 
それは美しいと同時に残酷で冷酷、そしていつものことだった。天国とはまさに地獄で、おれは十二才まで生きれるのかどうか悩んだものさ。
When I did I figured out I was immortal, loved to dance but couldn't make it to the formal, couldn't bare watching my imaginary girlfriend bust a move with any other dudes, 
実際十二才になった時に、俺は不死身だってことに気付いた。ダンスは好きだったけど、フォーマル(注:いわゆるプロムと呼ばれるリア充が集うダンスパーティーでのダンス)なのは無理だった。自分好みのかわいい娘がほかの奴と踊るのを見るのはいやだった。
Tone Loc was talking about a wild thing, I was still caught up in some child things, scared of a God who couldn't spare the rod, 
トーンロックはワイルドな事をラップしていたけど(注:80年代の有名なラッパー、トーンロックの代表曲Wild Thingについて言及している)、俺は未だに子供だましなことに夢中だった。自分を懲らしめてばかりの神様が怖かった。
it was clearly a brim-stone and fire thing, pyromaniac, kleptomaniac, couldn't explain my desire to steal that fire, now I add it to my rider, like "please don't please don't throw me in that patch of brier!"
それは火と硫黄だった。放火魔、盗癖者。その火を盗みたくてしょうがなかった。だから、俺はそれを自分の欲しい物リストに加えた。「どうか僕をイバラの茂みに投げ入れないで!」なんて言うようにさ。(注:"please don't throw me in that patch of brier"というのは、Joel Chandler Harrisという米国作家のUncle Remusの童話に登場するウサギの台詞。このウサギはイバラの中で育ったが、キツネとクマから逃れる際に上記の台詞を言う。実際、イバラの中に投げ込まれたらめちゃくちゃ痛いと思うが、その中で育ったウサギにとっては逆に逃げ道を与えられるということを暗示している。日本語で置き換えると、「饅頭怖い」といった感じだろうか。)

It was the best of times, it was the end of times.
俺にとっちゃ人生で最高の時であると同時に、世界の終わりだった。

The school councilor was clueless, cause I never skipped classes, perfect attendance, imperfect accents, speech impediments they could never really fix, and I faked bad eyesight so I could wear glasses, considered doing something that could cripple me, wanted a wheel-chair, wanted the sympathy, wanted straight teeth so then came braces, four years of head gear helped me change faces.
スクールカウンセラーなんか意味なかった。だって、おれは学校をサボる事なんてないし、皆勤賞だったからな。でも、正しいアクセントのできない子供だった。修復不能な言語障害児。眼鏡をかけたかったから、わざと視力を偽った。障害者のフリをした。車いすが欲しかったから。同情が欲しかったから。綺麗な歯並びに憧れ、矯正具をつけた。四年間矯正具をはめたお陰で顔はすっかり変わっちまった。
It was the best of times, it was the end of times.
俺にとっちゃ人生で最高の時であると同時に、世界の終わりだった。
Now I wonder if I'll live to see marriage, wonder if I'll live long enough to have kids, wonder if I'll live to see my kids have kids, if I do I'm a tell em how it is. 
いまじゃ、結婚するのを楽しみにしてるんだ。子供ができるまで生きていられればと思う。いや、孫ができるまでかな。奴らにこんなことを教えてやりたいんだ。
So go on and listen when they tell that these are your best years, don't let anyone protect your ears, it's best that you hear what they don't want you to hear, it's better to have pressure from peers then not have peers. Beer won't give you chest hair, spicy food won't make it curl, when you think you got it all figured out and then everything collapses, trust me kid it's not the end of the world.
だから、大人の奴らがこれがおまえたちにとって最高の時だというとき、どうか俺のいうことを聴いてくれ。奴らの言いなりになってはだめだ。奴らがお前に聴いて欲しくないことに耳を傾けることが最善というものだ。仲間の圧力に晒されるのはいいことだ。その結果友達がいなくても気にするんじゃないぞ。ビールを飲んでも大人にはなれない、ドラッグをやっても世界は変わらないさ。お前がそれを掴んだときに、全ては明らかになると同時に全てが崩壊するんだ。でも、心配するな、だからといって世界が終わるわけじゃないんだから。